◆甲津畑の静かな里山風景を尋ねて(奥伊吹) [風景写真]
長浜の「早崎内湖ビオトープ」蓮池の撮影のあと、足を伸ばして久しく行っていない伊吹方面を目指しました。
特に主たる目的は無かったんですが、なんとなく姉川上流奥伊吹ののどかな里の風景を訪れたくなり、道すがらの田園風景、ねむの花風景など気軽に撮影しながら奥伊吹スキー場のゲート前でUターンして帰路につきました。
訪ねた道路は奥伊吹スキー場のゲレンデが終点。
その先の通り抜けも無いことから走る車も少なく、道路わきを流れる小さな緩やかな川は、織田~朝倉両軍が一大決戦をした姉川の上流、源流となります。
特別感動的な写真も撮れませんでしたが、なぜかしら心落ち着いていました。
伊吹の復元不可能な傷跡風景を見た心の痛みを除いて・・・。
◆京都東山花灯路・八坂の塔のライトアップ [風景写真]
京都市美術館で開かれていた日本大判写真展、さらに同館でで開催されていた日本山岳協会写真展を見学し、枝垂れ梅の城南宮を訪れた後、恒例の『京都東山花灯路』(3/10~20)の撮影に写友二人と出かけました。
今回は、八坂の塔を望むポイントにカメラを固定してのワンポイント撮影となりました。
日暮れゆく時間の経過と共に、空の色が刻々変化していく様を撮影しました。
天候が良ければ、塔の向うが夕焼けに染まることもあるんでしょうが、今回は曇天のため期待できませんでした。
通路は引っ切り無しに多くの観光客が歩いているんですが、スローシャッターのため人影は消えてしまいます。
それによって、濡れた石畳に光が映えて見えます。
もちろん立ち止まったりする人が画像に写り込むこともありますが、それらの画像は削除するのが私の撮影スタンスです・・・。
今回は、空が黒く写るようになって撮影を打ち止めにし、そのまま帰路につきました。
◆夏の蓮花とは一変の烏丸半島モノトーン風景 [風景写真]
草津市琵琶湖岸の『烏丸半島』は夏の蓮の花や『水生植物公園みずの森』の花々で有名ですが、蓮枯れ冬風景もカメラマンの人気を集めているようです。
今回久しぶりの雪模様となって栗東市内の雪景色撮影後に当地を訪れてみましたが、降り続く雪の中でじっくり撮影しているカメラマンが二、三見られました。
私はここではメタセコイヤ、湖岸水中の樹木、蓮枯れの風景を撮りました。
夏の蓮花彩り風景です!!中央遠景に見えるのは三上山(近江富士)です。
『生命の水樹』(by NikonD700)
琵琶湖岸に来ると、どうしてもこの種の水中に根を張る樹木の撮影が多くなりますが、とにかく画面に収めてやりたい衝動に駆られてしまいます・・・。
それは倒木であり、枝折れであり、その樹形が千差万別で強い生命力を感じさせてくれるのです。
◆初見参!撮りたかった栗東メタセコイヤ並木 [風景写真]
栗東市内のメタセコイヤ並木は写真仲間では結構有名ですが、市内に住まいしながら今まで訪れたことはありませんでした。
18日(土)雪の九品の滝、金勝の森を撮影した後、教えられた住所をナビ検索して現地を初めて訪れました。
現地にはカメラマンの姿が見えず、降り続く雪の中、新雪の雪原に足を踏み入れてその全景をカメラに収めることができました。
ここではデジイチだけではなく中判フィルムカメラでも抑えています。
一度訪れたいと思っていましたが正確な所在地がわからず、最近になって新しくJNP滋賀支部会員となられたA.氏に教えられたポジションをナビを使ってたどり着きました。
雪が舞う中、色んなアングル、ポジションで撮影しましたが、モノトーンの整然と美しい情景が実に楽しかった。
これからも何度か訪れたいですね・・・。
◆金勝山県民の森(植樹祭会場跡)の雪景色 [風景写真]
これも18日(土)の朝訪れた『金勝山県民の森』も雪一色の風景で、駐車場は全くの新雪状態でした。
現地に至る道路は結構急こう配で完全な雪道、一台の軽ワゴンが立ち往生していましたが、4WD車のおかげで苦もなく昇りきって現地に到着しました。
現地は『全国植樹祭』の会場跡でもあって人工物も多く、撮影にはそれを如何に隠して自然風景を醸し出すか、そんなことに気遣いしながらの撮影でした。
実はこの大木の樹名がわかっていませんが、降る雪にレンズ面を気にしながらそのスケール感を表現しようと幹にへばりついて撮影しました。
雪景色撮影の帰路、道ばたの刈り込みの上に小さな雪の塊が無数に立ち並んでいました。
その面白い造形に目を奪われ「雪こぼし(小法師)」と名付けてわくわくしながら撮影しました。
雪こぼしには一つひとつの表情が有って、楽しげな集いの風景でしたよ・・・。
なお現地からの帰路、先述の軽ワゴン車の後が数珠つなぎになっていて大変でしたが、私は反対の下り車線をすいすいと帰りました。
◆ライトアップの白川郷も久しぶりの体験でした [風景写真]
白川郷のライトアップは、ずいぶん前に職場の仲間と語らってバスツアーで訪れたのが最初でした。
バスツアーということで服装も今の写真撮影と異なり軽装、靴も普通のスニーカーだったんですが、凍結した路面で滑って転んで、ストロボの台座を破損した記憶があります。
今回はもちろんその装備(鋲の付いた長靴)もできていて転ぶようなことはなかったんですが、いわゆる防寒靴ではなかったので足の指先の冷たさに閉口しました。
先の記事でも書いたように私が望んだ撮影ポイントではなく、これも以前撮影した『和田家』のライトアップ風景でした。
ただし今回はメンバーで雪原の中に撮影ポイントを作ったおかげで、色合いと言い、アングルと言い以前とは一味違った和田家を撮影できました。
『ライトアップ前の和田家』()by NikonD700)
窓に灯りが付き始めていますね。
『ライトアップが始まった直後の和田家』(by NikonD700)
ストロボを手持ちに変えて左上方に向けて発光させた結果、暗闇に降りしきる雪が写って降雪の雰囲気が出せましたね・・・。
各画像の手前の雪原は、写友持参の連続発光可能な特殊ストロボの発光有りなしで色合いが変っています。
また、手前の雪原と和田家の間には観光通路があり、ひっきりなしに観光客が行き来していますので手前の雪原に隠すように撮影アングルを低く撮影しています。
でも、4枚目の写真には黒いコーモリ傘写っていますね・・・。
◆久しぶりに雪降り続く世界遺産白川郷へ [風景写真]
先週末3日(金曜日)の夜から土曜日にかけて、伊賀市の全日写上野支部のメンバーと雪の世界遺産『白川郷』を訪れました。
当日はあいにくの降雪続く天候で、持参した大判カメラの使用チャンスは全くなく、デジイチと中判フィルムのみの撮影でした。
また、今回は今までとは趣の異なった作品、特に『荻町城跡(展望台)』からのライトアップ風景を撮りたかったんですが、吹雪の条件下での遠望では見通しもきかず、残念ながら次回に見送りとなってしまいました。
因みに翌日の天候は好転したらしく、月曜日の朝刊には展望台からのきれいなライトアップ風景が載っていました。
メンバーの大半は更に日曜日のイヴェント写真を狙うため居残りでしたが、 『Fukuoka』氏と日曜日に予定のあった私は土曜日の夜帰宅しました。
とにかく降り続く雪の中での撮影ですから、その降る雪をどう撮り入れるかが苦労でした。
時にストロボを発光させて雪を光らせてみましたが、レンズ間近の雪が白く大きく写ってしまって、何か異様な写真になったりもしました。
なお、明善寺のライトアップ風景は数年前に撮影済みで、それなりのお気に入り作品もあり、今回はこの明善寺ではなく、他のライトアップ風景を狙うことにしました。
◆今回の撮影行最終地は吹雪の中のメタセコイヤ並木 [風景写真]
『日本街路樹百選』の一つに数えられる高島市マキノのメタセコイヤ並木は何度も紹介していますが、毎年の如く四季折々に撮影しています。
結果四季に応じたきれいな写真、記録写真は残っていますが、これぞという傑作はないんですよね・・・。
今年は今までの撮影の流れから外してと思って吹雪と降り積もった雪の中を現場に向かったのですが、余りにも吹雪が激しくて結果は思わしくありませんでした。
『雪の街路樹百選』(高島市マキノ・メタセコイヤ;by NikonD700)
画面にもはっきりと降る雪が写っていますが、やはり今回も単調な記念写真にとどまってしまいました。
当地で既に午後4時を過ぎ吹雪も止みそうになかったので撮影を打ち切り、この後帰路につきました。
今回も携行機材は大判、中判とフル機材だったのですが、結果はデジイチ一本での撮影に終始しました。
大判、中判の出番はまたの機会に・・・。
◆今日の自宅と過日の琵琶湖周遊記(吹雪の長浜市を走り抜けて) [風景写真]
今も粉雪が降っています。
でも今日は仕事がしたいので撮影は自粛、明日は伊賀市で開いている書と写真の合同展の作品撤収、翌2月1日(水)は出勤としばらく多忙が続きますので自宅の我が部屋の窓辺にある小さな手造りの庭のワンショットと過日の写真を投稿しています。
『今日の我が手造りの庭は薄っすら雪景色』(by NikonD700)
・・・以下の記事は過日27日(金)の出来事です・・・
①長浜市早崎ビオトープの白鳥;
湖北と言えば当然白鳥をということになるのですが、なぎさ街道の現地を走る頃は吹雪の中で、車窓越しに見える『早崎ビオトープ』の白鳥もひっそりと固まっていたので撮影を断念して通過しました。
ただ今年も多くのコハクチョウの飛来を確認しましたので撮影は次回にしましょう。
『早崎ビオトープ所在地』(長浜市早崎町)
②父母の眠る故郷高月;
我が故郷高月町は現在長浜市となっていますが、昔はずいぶん田舎でした。
特に今は全く見られなくなった『はんの木』の稲のはさ掛け風景が懐かしいですね・・・。
今回、雪景色撮影行に併せて、年末に娘が出産し双子が生まれたことの報告をと思い父母の眠るお墓に立ち寄りましたが、残念ながら雪が深くて傍まで行き着くことはかなわず、少し離れた道ばたから報告を済ませてきました。
『故郷雪景色』(by NikonD700)
一面銀世界のふるさとで、父母の墓前まではたどり着けませんでしたが、しっかり報告だけはして来ました。
画面の左奥にお墓が、右奥に今は住んでいませんが私の育った(生まれは大阪)実家がありました。
昔はこの程度の雪でも少ない方だったと思いますが最近では多い方なんでしょうね・・・。
滑り台、かまくらなども懐かしいですが、屋根からおろした雪に囲まれた実家の二階から家の出入りをしたこともありましたね。
このあとさらに北上し、奥琵琶湖の海津大崎、マキノを経由て雪景色を楽しみました。
◆今年初めて撮影した近江湖東の雪景色(造形写真と大水車) [風景写真]
27日(金)冬の琵琶湖周遊を思いたち、湖北から湖西の雪景色を求めて栗東市を出発、途中守山市なぎさ公園の寒咲花菜(菜の花)を撮影したあと湖東のさざなみ街道を北上しました。
近江八幡市を過ぎて東近江市辺りになると雪景色が広がってきましたが、途上東近江市能登川町にある『大水車』とその周辺に広がる田園風景を撮影することにしました。
この辺りには結構広大な田園地帯が広がっていて、今までも何度か撮影していますが今回は雪の田んぼの造形美が一つのねらいでした。
『初代水車の車軸』(by NikonD700)
直径2メートル、重量約5トンの大水車車軸で、平成3年から16年までの13年間使用されていたものです。