◆琵琶湖岸は浸食で崩れゆくのか(琵琶湖周遊-2) [自然・風景]
野洲市の琵琶湖岸・さざなみ街道沿いに私の撮影ポイントがあります。
2003年、全国写真コンテスト『総合写真展』(国際文化カレッジ主催)で優秀賞を頂いた作品の撮影ポイントなのです。
『落日の双樹』(総合写真展優秀賞;by Mamiya645Pro TL)
この作品は5月ごろの夕景色の撮影だったのですが、その後も何度か訪れて撮影しているお気に入りのポイントなんです。
ここ2年ばかりこのポイントは遠のいていたのですが、今回さざなみ街道を走るついでにその後の様子や如何にと久しぶり訪れてみました。
ところが、驚いたことに問題の優秀賞受賞の被写体『双樹』が大きく変貌して、双樹の樹形が全く崩れてしまっていました!
『崩れた双樹-2』(by NikonD700)
どちらの画像も、根元が崩れて樹が倒れて来ているのがわかります。
この湖岸は、浸食防止の護岸工事(手前には石の防波堤が築かれている)がされているのですが、その効果もなく崩れて行っているようです。
下の画像は、2006年1月の撮影画像ですが、当時はまだ双樹がしっかり根付いていました。
『夕暮れの双樹』(by FujiFilm FinePixS3pro)
自然の脅威とは言いますが、およそ数年での自然風景の変化には驚かされます。
自然風景写真を撮っていると、ひょっとしたら今撮っている風景もこれがラストチャンスかも知れないなんて思うことがありますが、果たしてその実態にめぐり会ってしまいました。
そういえば、琵琶湖には湖底に沈んでしまった史跡、生活文化があるようですが、身近な変化の目撃証人として正直驚いています。
私も枝垂桜で同じような経験があります。 何十年もかかって
形が造られたものが、ほんの数年で変わってしまうのは、自然
の力だけでなく人間が原因の場合もあるようです。 永遠に変わらないものはありませんが、いつまでも形をとどめて欲しい
ですね。 受賞作品は、さすがですね。
by ため息の午後 (2011-01-17 22:17)
ため息の午後さん!
自然破壊の元凶は人間だと思うのですが、その人間がそれに気付かないのだから始末が悪いですね。
と言う我々カメラ・写真を愛好するものも、小さな自然破壊行為を積上げていないか、いつもチェックしていたいですね。
by ダイナミック・ヒデ (2011-01-17 22:40)
お気に入りのポイントってありますが、
これは、とても寂しいですね。
また、復活することを願います。
by カワセミ (2011-01-18 10:22)
こんにちは、ダイナミック・ヒデさん、
今年の冬は珍しいくらいに寒い日が続きますね。
特に西日本方面が記録的な積雪ですね。
年明けてから僕の方の撮影は、まだ本格的な撮影はしてなくて
近場を悪戯程度のみです。
題名の双樹は何の樹でしょうか?湖水により樹の根が傷んだ
ことも原因でしょうか?琵琶湖では、この双樹は人気のある
撮影スポットですか?自然の摂理で双樹が崩れてしまうのは
いたしかたないところですが、人間の手によってが原因ならば
それはタダタダ残念なことですね。
by 山本 (2011-01-18 12:12)
冒頭のお写真の美しさに心打たれていたら、…あまりの変貌ぶりに今度は驚くやら・・・なんか悲しいやら・・です。
by yuzuhane (2011-01-18 13:53)
カワセミさん!
寂しいことですが『何かを教えてくれている!』そんなことを思える自分でありたいとも思います。
この先どうなっていくのかも見届けて行きたいと思います。
by ダイナミック・ヒデ (2011-01-18 21:55)
山本さん!
言われて初めて気が付きましたが何の木だったでしょうか?
この双樹が人気のスポットなのかどうか知りません。
双樹の名も私が付け、私一人のスポットと思っていますが果たしてどうでしょうか。
残念な気持ちが強かったので、誰かに言いたいと思って投稿しましたが、反響をいただき嬉しく思っています。
by ダイナミック・ヒデ (2011-01-18 22:01)
yuzuhaneさん!
気持ちを理解していただいたことが良かった!!
でもそれだけで終わらずに、カメラを扱う自分の今後のスタンスに何か活かさなければいけないんでしょうね。
JNP日本風景写真協会滋賀支部の会員としてもね・・・。
by ダイナミック・ヒデ (2011-01-18 22:05)