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◆小雨降る奈良の都に映える原色(春日大社) [神社・仏閣]

もはや彼岸間近な初秋となっていますが、古都奈良を代表する『春日大社』の朱塗りの建築物と、小雨にしっとりと濡れた木々の風情は鮮やかな晩夏の風情でした。
また、境内に並び立つ古色の石燈籠や『阿吽』を語る狛犬が、朱や緑の色合いをより際立たせて絵(写真)心を誘っていました。

[カメラ]『社殿の朱と木々の緑鮮やか』(by NikonD700)[バッド(下向き矢印)]
春日大社DSC_5136.jpg

[カメラ]『石燈籠が語る無数の祈り心』(by NikonD700)[バッド(下向き矢印)]
春日大社DSC_5143.jpg

春日大社DSC_5142.jpg

[カメラ]『阿吽の阿』(あ;by NikonD700)[バッド(下向き矢印)]
春日大社DSC_5153.jpg阿;梵字.png

[カメラ]『阿吽の吽』(ん;by NikonD700)[バッド(下向き矢印)]
春日大社DSC_5152.jpg吽;梵字.png
[グッド(上向き矢印)]以前の記事でも取り上げましたが、今一度阿吽について再確認してみました。

【阿吽(あうん[雷]
・インド古語のサンスクリット語の「a」と「hum」の音に漢字を当てたもので仏教呪文真言)の1つ。
・悉曇(しったん)文字(
梵字)において、は口を開いて最初に出す音、は口を閉じて出す最後の音であり、そこから、それぞれ宇宙
の始まりと終わりを表す言葉とされる。
・宇宙のほかにも、
真実や求道心に、智慧涅槃
にたとえる場合もある。
【阿吽(あうん)の呼吸】
・二人以上で何かひとつのことをする時、微妙なタイミングも多くを語らずピタリと決まること、気持ちが一致すること。
『阿吽の像』
・神社の『狛犬[雷]や獅子像、寺の仁王像の対は、口を開けた阿(像)と口を閉じた吽(像)となっていて、阿と吽で万物の始まりから終わりまでを象徴している。
・基本的にこれらの像は憤怒の形相をしていて、神域や仏域を魔物から守る意味と、域内が信仰的に重要であることを表している。

シーサーは沖縄県などでみられる伝説の獣の像で、建物の門や屋根、村落の高台などに据え付けられ、家や人、村に災いをもたらす悪霊を追い払う魔除けの意味を持つ。
シーサーとは「獅子(しし)」を沖縄方言で発音したものであり、元々は単体で設置されていたものだが、最近は阿吽像一対で置かれることが多くなったという。
・スフィンクスや中国の石獅子、日本の狛犬やシーサーなど、源流は古代オリエントのライオンもしくは犬と伝えられている。


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斗夢

阿吽の像は狛犬にもあるんですね。
何気なく見ているのですが、よくわかりました。
by 斗夢 (2011-09-20 04:38) 

ダイナミック・ヒデ

斗夢さん! 狛犬って『高麗犬』とも書くそうですよ。 高麗から伝来したという説もあるそうです。 以前から狛犬を撮影する趣味(癖)があって、特に神社には銀杏の黄葉があったりするとそれとセットで撮影していますね・・・。どこの神社でも結構絵になるんですよ。
by ダイナミック・ヒデ (2011-09-20 09:26) 

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