◆会写連仲間の大判カメラ・遂に8×10(エイトバイテン)も [カメラ機材]
一昨年3月、京都市立美術館で開催された『大判写真展』に仲間を誘って(私は連続3回目)行ったのが転機でした。
会場では、大判写真協会の副会長、メーカーの方などに話を伺っているうちにその気になってきて、今ではメンバー全員が大判カメラ“4×5(シノゴ)”のユーザーとなりました。
遠くにも近くにも、単独で、そろって出かけるフォトツアーには絶対に欠かせないカメラになっています。
さらに最近、メンバーF氏の大判カメラに“8×10(エイトバイテン)”が加わりました。
先日行った『秋の東北フォトツアー』での大判カメラ陳列状態を紹介しましょう。
今回は、全員そろっていなかったので3台しか並んでいませんが、F氏の4×5を含めて全員がそろうと5台の大判カメラが並ぶことになります。
秋の八甲田ブナ林に並べて同じような方向を狙っていますが、決して同じ構図の写真にはなりません。
因みに、向って左の縦位置で構えているのが私の4×5(トヨフィールド45AⅡ)、真中にあるのはM氏の4×5(リンホフテヒニカ)、そして右が最近ラインナップされたF氏の8×10(ディアドルフ)です。
最近ラインナップされたF氏の大判カメラです。
フィルムサイズが『8インチ×10インチ』のため、通称“エイトバイテン”と称せられます。
因みにメンバー全員が所有するカメラのフィルムサイズは『4インチ×5インチ』ですから、縦横の長さ比が各2倍、面積比で4倍となります。
カメラ自体の大きさ、風貌もビックリですが、写真の精密、緻密さは、普通のカメラでは考えられないものです。
冒頭の画像に並べて紹介しましたが、大判4×5カメラがおもちゃのように見えてしまいます。
もちろん、このカメラによる写真のランニングコストは結構高価につきますね。
メンバーM氏のシノゴ愛機です。
M氏も当初露出に苦労していましたが、最近はそんな失敗もなくなって使いこなしているようです。
M氏は根っからの“ニコン党”で、フィルムカメラ、デジタル一眼ともにニコンで固めていてますが、最近35mm高級機F5、F6を使っている光景を見る機会がめっきり減っているように思います。
以前にも紹介していますが、メンバーの中で、大判カメラユーザーとして最後に参画した私の大判カメラ・シノゴで、唯一の国産です。
大判カメラのレンズは、輸入、国産にかかわらず仲間のレンズが全て共用できますが、このカメラでは共用のための専用アダプターが必要でした。
しかし私のレンズラインナップもそろってきたので、最近トヨ専用のレンズボードに全て組み換え、アダプターを使う無駄な操作を不要としました。
■最近でも、多くの撮影ポイントで昔ながらの大判カメラを構えているカメラマンを見かけますが、一枚一枚の写真を大切にしているその撮影スタイルは、奇をてらったり、やらせの写真ではないところに大いなる共感を覚えています。
◆紹介が遅れましたが、私のブログにいつも投稿してくださる“azuma”さんの場合は、35mmカメラも中判カメラもすべて手放され、今は大判4×5に特化され(ペンタックスのデジタル一眼をサブ機としてお持ちですが・・・)、こだわりの写真を撮り続けておられます。
また、4×5カメラを自作されたり、フィルムスキャンをいち早く取り入れられたり、何かにつけて我々の良き仲間であります。
互いのレベルアップのため『写真研究会』などと大げさな命名をした情報交換会を随時持っていこうとすでに第一回を伊賀市で開きましたが、ぜひ2回目を開きたいと思っています。
因みに“azuma”さんのホームページ『Oyamada Photo Gallery』には、私のブログからでもアクセスできるようになっていますが、いつもこのホームページに訪問して、作品づくりの参考にさせていただいてます。
紹介いただき、ありがとうございます。
やはり、中判や大判の写真は安心して
見ることが出来ます。じっくりと被写体に
向うことが新しい発見にもつながることと
考えております。
by 前田昌彦 (2008-10-26 19:26)
コメントありがとう。
一昨日伊賀市のキタムラでazumaさんに会い、スキャンした4×5フィルムからの全紙プリントを店長と一緒に見ていただき解像度の良さなど合格のコメントをもらいました。
また、今日は中判(67)、大判(シノゴ)フィルムスキャンを行いましたが、段々要領がわかってきて、スキャン濃度もうまくいくようになってきました。
秋の奥入瀬などの全紙プリントをします。
by dynamichide (2008-10-26 21:01)