◆歴史の重みを感じる木ノ本の産業、老舗を訪ねて(北国街道) [史跡・旧跡]
6月2日、長浜市木ノ本の「地元ガイドとまち歩き」に参加した日、ガイドさんに予定時間をオーバーしてまで案内していただいた老舗の地元産業は、その歴史の重みが強く感じられました。
特に日曜日ということもあって、作業をやっておられないにも関わらず、それぞれ奥様が案内をして下さって、ガイドさんを含めてその案内ぶりと表情は、仕事を持った女性の何とも言えない自信、力強さにあふれていました!
1)ダイコウ醤油;嘉永5年創業ですから161年の歴史があります。
2)丸二テグス(株);大正7年(1918年)創業
素人の私には、木ノ本の地場産業でもある三味線の糸づくりと同じように感じましたが、以前は蚕の繭から紡いだ糸も、今はナイロン製だそうです。
奥さんの話によるとこの広い工場は「大奥」と呼んでいる女性ばかりの職場だそうで、機械のメンテも簡単なものは自分たちでやるとのこと。
ここで製造される殆どがカツオ釣りなど産業用の釣り糸で、全国の漁場に出荷されているようです。
3)犬桜の古木;バラ科サクラ属の落葉高木/轡(くつわ)の森
丸二テグス近くのこの「轡(くつわ)の森のイヌザクラ」の古木(樹齢推定430年)は、一説では羽柴秀吉が木之本に駆けつけた時に乗っていた馬が死んだのをあわれみ、この地に埋葬して愛用の鞭をさしておいたところ、やがて芽を出して今日の大木に成長したと伝わる。
花はふつうの桜とは違って珍しく、毎年5月末頃に咲くそうなので一度は見てみたいと思いました。
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