◆今年二度目の訪問;大賀博士再生の近江妙連公園へ [花]
守山市営の三つの花公園は「紫陽花の芦刈園」、「バラ・ハーブ園」ともう一つ『近江妙連公園』(http://www.biwa.ne.jp/~futamura/sub53.htm)がありますが、遠来の客に珍しいハスを見せたいと『近江妙連公園』を案内しました。
今回は館員の方の解説も聞くことができ、より理解を深めることができましたので、初めての義兄やお客様にも分かり易く喜んでいただけたと思います。
『妙連』とは、600年以上も前から滋賀県守山市川田町田中地区の大日池で、「田中家」代々に守られてきたハスのことで、昭和40年に滋賀県の天然記念物指定された以降定着した名前です。
近江妙連の仲間は、国内では金沢(加賀妙連)、府中(武蔵野妙連)など、ごく少数地でしか見られず、しかも、どちらもこの近江妙連から移植されたものです。
一方、国外では、中国雲南省、湖北省の2地域で、このハスが見られるようです。
大賀博士の書の掛け軸『瑞蓮入皇居』(皇室献上を意味する)
史料館には大賀博士の手によって復活した妙連の歴史がうかがい知れます。
花弁の数が多く5,6千枚にも達するそうで、そのうえ雌しべ、雄しべもない花弁だけの花なんです。
この蓮、近江妙蓮(連?)は珍しい花で見たことがありません。
雌しべ・雄しべ無しで生命が受け継がれるのが不思議ですね。
by Takeuchi (2012-08-08 19:23)
Takeuchiさん!
おっしゃる疑問は私にもありましたが、史料館員の解説では、蓮根での増殖しかないそうです。
この蓮は、花びらが散ることもなく、茎に付いたまま枯れ、そして朽ちます。通常の蓮(常連という)のように種子はありませんね・・・。
大賀博士もこの地の妙連再生には金沢の加賀妙連の蓮根を移植されたそうです。
加賀妙連もまた、その始まりは近江妙連からの移植だそうで、現在の近江妙連は里帰りをしたものといえるそうです。
by ダイナミック・ヒデ (2012-08-08 20:11)