◆NikonD800と中判67フィルムとの比較撮影 [写真テクニック]
高画素デジタル一眼NikonD800が中判フィルムカメラにどこまで近づいているかが一つの関心事ですが、今回その比較試し撮りをしてみました。
でも今回の比較はもともとの撮影条件差(ピント合わせなど)もあって正確な比較とはいえず、結局のところ自分の技量、特に望遠系のピントの甘さを再認識したところでもありました。
また、D800ライブビューでのピント合わせは、日中の明るい条件下では液晶画面が光って像の確認ができず、結局ファインダーでのピント合わせとなりました。
この問題の解決に関しては、早速ネットで『液晶フード』(FUJICOLOR)を購入しました。
『NikonD800/焦点距離;38mm、絞り;f16、ピクチャーコントロール;ビビッド』
比較のため67比率でトリミング/横方向がカットされている
『PENTAX67Ⅱ/焦点距離;90mm、絞り;f16、フィルム;ベルビア100』
EPSON GTX970でスキャン/スキャン精度(ピント)が付加されている
②PENTAX67スキャン/100%等倍拡大画像
実はD800の解像度に関心があって、100%等倍画像で確認すると中判フィルムの方が劣る結果となってしまいました。
これは中判撮影時のピント合わせに問題(ポジをルーペで見ると少し甘い)があり、スキャン時のピント精度を加えると当然の結果でした。
ただ、中判フィルムのピント合わせにマイナス要素があったにしても、D800の解像度がかなり高くて、このことが一つの収穫でした。
今回、さらに望遠系の比較も試みたが、どちらもピント合わせが不十分であったため比較に値せず、再度トライすることにしました。
望遠系のピント合わせはどうも私の弱点のようで、撮影時のブレ対策(三脚の剛性やクイックシューの扱いなど・・・)を含めて今後の課題ですが、D800に対するこだわりが生んだ、今更ながらの重要な発見でした。
こんにちは、ダイナミック・ヒデさん、
全記事から通して読んで行くと、D800での風景は気軽に
撮ることは難しそうですね。
質を求めれば何でもそうなんですが、特にD800は難しそう
で、絞り値の決定はその時の被写体の状況を良く把握して
決定せねばと思います。
僕は、デジタルでの写真は半切以上に伸ばしたことがなく
それもD700での写真でした。
by 山本 (2012-07-14 13:27)
山本さん!
そうじゃなくて、今まで通り気軽に撮ってもというか撮れると思っています。
ただ私のこだわりは、大判伸ばし(私はFinePixS3の場合から全紙プリントしていました)である程度中判フィルムに代わりうる期待を持っているものですからね・・・。
35mmフィルム写真でも十分全紙に大伸ばしも行われているんですから、それから思えばもっと気軽に十分な解像度のある写真が撮れると思うんですよ。
ピント合わせの問題もD800だからではなく、私があまりにも横着な撮影をしていたことを再発見したということではないでしょうか・・・。
by ダイナミック・ヒデ (2012-07-14 20:06)