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◆ブローニーフィルムのスキャン時ピント合わせ(第二弾) [写真テクニック]

ブローニーフィルムのスキャンについては、そのピント合わせに不満があって・・・私のブログ記事;『67フィルムスキャンのピント合わせ(Epson GT-X970)[雷]・・・苦労していましたが、以前伊賀市の写友〝azuma”氏のブログ“Oyamada Photo Gallery”で紹介された『MF Dual Holder[雷]が気になっていました。
最近、写友Fukuoka氏がまさにそのMF Dual Holderをフルセットで購入し、
その現物を見せてくれました。
そして、氏のフルセットの内余剰となった『アンチニュートンリング・ガラス[雷]とホルダーのセットを譲り受け、実際にブローニー67ポジフィルムのスキャンをやってみました。

『商品名;Mounting Station』[バッド(下向き矢印)]
DSC_2382.jpg
このアンチニュートンリング・ガラスセットは、MF Dual Holder商品シリーズ中の『Mounting Station(GTX対応)』と呼ばれるもので、4×5(シノゴ)以下35mmまでの各種フィルムを一コマずつスキャンするタイプです。
使い方は、アンチニュートンリング・ガラスにブローニーフィルムをテープで貼り付け、ホルダーガイドに乗せてスキャンします。
使用スキャナーはもちろん『EPSON GT-X970』です。

『ライトマスク(自作)』;ブローニー67用[バッド(下向き矢印)]
DSC_2387.jpg
[グッド(上向き矢印)]ライトマスクはスキャン時のフィルム周辺の光を遮断するために使いますが、アンチニュートンリング・ガラスにフィルムを貼り付ける際の位置決めガイドにも使います。
マニュアルでは一コマずつスキャンすることになっていますが、私の場合複数枚(ブローニーは4コマ)をガラスに貼り付けて全体をプレビューし、確認後1コマずつスキャンすることにしていますので、ライトマスクは複数枚のフィルム貼り付けパターンにカットしています。
なお、69フィルム用(4×5用69フィルムホルダー撮影)のライトマスクも引き続き作成する予定です。

『ライトマスク(自作)』;シノゴ用[バッド(下向き矢印)]
DSC_2388.jpg
因みに4×5フィルムもこの方式でやってみましたが、もともとシノゴはフィルムの平面性が良く、GT-X970純正ホルダーでのスキャン結果に満足していましたので、作業性の関係から純正のホルダーを使うことにし、本品はブローニー専用となりそうです。

さらに35mmフィルムも同じですが、こちらも面積が小さくて平面性の問題も少ないので純正ホルダー使用可能と考えています。

『ブローニー作品のスキャン結果』(アンチニュートンリング・ガラス使用)[バッド(下向き矢印)]
67Scan850.jpg
画像は、67フィルムをアンチニュートンリング・ガラスを使ったスキャンの結果ですが、以前から気にしていたピント合わせの問題も改善されていますので、一度全紙プリントをやってみて最終確認したいと思います。

なおホルダーにはスキャナーガラス面とフィルム間の距離調整、いわゆるピント合わせネジがあり、微妙なチューニングが出来るようになっていますが、今回はオリジナル状態でのスキャンであり、今後さらに微調整をやって行きたいと思います。


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azuma

購入されたんですね。
確かに仰る通りブローニーフィルムのカーリングが最も気になるし、海外のサイトを見ていても多くの写真愛好家の方が同様のシステムを使っていますね。
私も欲しい用品の一つなのですが、まだ買えずにいます。

レポートを楽しみに待っています。
by azuma (2011-05-09 22:02) 

ダイナミック・ヒデ

azumaさん!
azumaさんが紹介されたブログ記事を読んでずっと気にしていましたが、Fukuoka氏が素早く手に入れましたので一部を譲ってもらいました。
スキャンのピント合わせにこだわっていると、自身のオリジナルフォトのピントの甘さも気になってきました!
フィルムホルダーを使った大判カメラのアオリ撮影も増しそうです。
中判を外すことができないのはランニングコストでしょうね・・・。
by ダイナミック・ヒデ (2011-05-10 09:10) 

Helvetia

初めまして。私横浜市在住のHelvetiaと申します。
実は実家が彦根市鳥居本町(佐和山の米原側)なんです。
大判フィルムのスキャンとアンチニュートンリングガラスの検索でここにたどり着いたのですが、ダイナミック・ヒデさんも滋賀ということで、親近感もありコメント書かせていただきます。
私もGT-X970でシノゴフィルムをスキャンしています。自分の作品のデジタルアーカイブが目的なので、予算も含め可能な限り高品質なデータ作りを目指しています。ソフトはSilverfastをDemo版で試用中で、ホルダもMountingStationを検討していますがシノゴまで対応できる大きさのANRガラスはメーカーサイトでも確認が出来ないので、ここの画像で巨大なANRガラスを見て、探していたのはまさにこれ!だと思ったのです。ブローニーもやっているので、またその後の情報載せてください!
それではまた。
by Helvetia (2011-05-28 07:37) 

ダイナミック・ヒデ

Helvetiaさん!
スキャニングのピント合わせにご意見いただきありがとうございます。
シノゴではフィルムの平面性が良く、ANRガラスの効果は余り感じませんでしたが、ブローニーには効果があると思います。
写友はバイテンでもANRガラスを使用しています。
その後時間が無くて作業ができていませんが、過去にやったEPSON純正のホルダーを使ったブローニーのスキャンをANRガラスを用いて順次やり直していくつもりです。
by ダイナミック・ヒデ (2011-05-30 22:45) 

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